概要
摩擦増大用アスファルトマットは、重力式構造物の底面と基礎捨石マウンド間に敷設することで滑動抵抗力(摩擦抵抗力)の増大により、断面縮小による大幅なコスト削減に寄与します。
重力式構造物と基礎マウンドに狭在させることでなじみ性の向上、荷重分散効果による安全性向上にも寄与します。
『令和3年度土木学会全国大会第76回年次学術講演会』では、実海域で長期間供用(57年、50年、29年経過)されたケーソン底面から採取したアスファルトマットの長期耐久性が評価機関で確認されました。
アスファルトマットを使用した防波堤の滑動例はありません。
用途
・防波堤・護岸の断面縮小及び耐震
・ケーソン堤底面の滑動抵抗(摩擦増大)
・ブロック堤底面・ブロック間の滑動抵抗(摩擦増大)
大波浪でも粘るケーソン
特徴
特徴 1
捨石,コンクリートとの滑動抵抗係数(摩擦係数)が大きく、断面を縮小して工費節減が可能です。(捨石同士の摩擦係数0.8を使用可能)
特徴 2
長期耐久性(50年以上)が確認されています。(供試体,実海域試料)
特徴 3
特徴 4
比重が2.2以上あり、水中の捨石マウンドに直接敷設する際の施工性,安定性に優れています。(ケーソン据え付け作業時も安定しています。)
特徴 5