概要
埋立護岸のケーソン目地にNKストッパを建て込み、中詰め材としてケーソンの変形に追随するアスファルトマスチックを充填しケーソン目地からの吸出しを防止する工法です。 施設の重要度に応じてシングルタイプ、ダブル中詰めタイプがあります。
用途
・ケーソン護岸の目地止水工
使用例：NKストッパ（ダブルタイプ）
①ケーソン目地内に連結した２本のNKストッパを建て込みNKストッパ内にアスファルトマスチックを充填します。 ②中詰アスファルトマスチックが捨石マウンド内に浸透しないようにハイドロクリートを打設します。 ③中詰アスファルトマスチックを充填します。
NKストッパ断面図(例)
使用例：NKストッパ（シングルタイプ）
波浪によるNKストッパの抜出しを防止するため予めケーソンに切欠きを設置します。
目地部断面図
⽬地部平⾯図
特徴
特徴 １
ケーソン据付後の目地部の変形、移動などに追随します。
特徴 ２
耐久性に優れています。長期耐久性、スプラッシュゾーンの耐候性、耐摩耗性、耐引裂性、耐熱性など）
特徴 ３
底部の止水性。（NKストッパ底部が膨らみ捨石マウンドになじみます）
NKストッパ（目地吸出し防止工）の施工フロー
ダブルタイプ
NKストッパ建込状況
アスファルトマスチック充填状況
（NKストッパ間）
アスファルトマスチック充填完了
シングルタイプ
NKストッパ建込状況
アスファルトマスチック充填状況
（NKストッパ内）
アスファルトマスチック充填完了
NKストッパの頂部は上部工コンクリートと一体化させます。